もともとカメラに強いこだわりがあったわけではないのですが、ある日、いつものようにランニングをしていた時のこと。ふと見上げた空があまりにもきれいで、思わずスマートフォンでシャッターを切りました。

たったそれだけのこと。 でも、撮った写真を見返したとき、「ああ、あの時の感動がそのまま残っている」と感じたんです。

それ以来、**「心が動いた瞬間」**をもっと形に残したいと思うようになりました。

今、夢中になっている場所

そんな私が今、夢中になってレンズを向けている場所があります。 それは、現在施工中の**「森林博物館」**です。

レトロモダンな趣のある建物。 そして、四季折々に豊かな表情を見せてくれる、美しい園庭。

日々、少しずつ形を変えていくその姿は、見ていて飽きることがありません。 「昨日とは違う」を発見するたびに、夢中でシャッターを切っています。

職人さんたちへの、ひそかな思い

本当は、被写体にしたいものがもう一つあります。 それは、この素晴らしい建物を作り上げている**「職人さんたち」**の姿です。

私たちが撮るような「工事写真」とは違って、真剣な眼差し、汗を流して働く姿、ふとした瞬間に見せる笑顔…。 そういう「現場の空気感」そのものを切り取れたら、どれほど素敵だろうと思います。

ただ、いざカメラを向けるとなると… 「仕事の邪魔をしてしまうのではないか」 「集中を途切れさせてしまうのではないか」 そんな遠慮が先に立ってしまい、なかなか勇気が出ません。

(うーん、悩ましい…!)

この期間だけの「最高の一枚」を

それでも、この工事期間は限られています。 二度とは戻らない、今だけの景色です。

建物が完成に向かっていく姿も、 季節ごとに色を変える園庭も、 そして、そこで働く人々の息遣いも。

すべてが貴重な「今、この瞬間」です。

目標は、この工事期間中に、自分史上「最高の1枚」を残すこと。

レトロモダンな建物が主役か、それとも光に輝く庭か。 もしかしたら、遠くからそっと、職人さんたちの背中を撮らせてもらうかもしれません。

さあ、今日もカメラを持って、あの場所へ向かおうと思います。 皆さんも、心が動いた瞬間、写真に残していますか?

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