9月に入り、朝晩は少しずつ秋の気配が感じられるようになってきましたね。ここ、森林博物館の敷地内でも、栗の実がぐんぐん大きくなって茶色く色づき始め、秋の訪れを告げてくれています。

見ているだけで、なんだかワクワクしてきませんか?栗ご飯、モンブラン、焼き栗…食いしん坊の血が騒ぎます(笑)

栗の「生理落果」って知ってる?

ところでみなさん、「生理落果(せいりらっか)」という言葉を聞いたことはありますか?

実はこの時期、まだ収穫には早いのに、栗の実が自然に地面に落ちてしまうことがあるんです。初めて見たときは、「もったいない!誰かがイタズラでもしたのかな?」なんて思っちゃいました。

でも、これ、栗の木が生き残るための、すごい知恵なんです!

簡単に言うと、栗の木が「よし、今年は豊作だ!でも、全部の実に栄養を送るのは大変だなぁ…」と考えた結果、「ごめん!ちょっと君たちはここまでだ!」と、一部の実を自ら落として、残った実に栄養を集中させるという、まさに自然界の選択と集中

初めてこの話を聞いたときは、「栗の木、やるな…!」と、思わずうなってしまいました。自分のおかれている状況を理解し、最善の策を尽くす。うーん、我々も見習わなければいけませんね!

工事も着々と進行中!

さて、自然の摂理に感心しつつ、我々、株式会社成文組も負けてはいられません!

森林博物館の改修工事も、着々と進んでいますよー!みなさんに、新しくなった姿をお披露目できる日を夢見て、職人一同、日々汗を流しております。

栗の木が、美味しい実を作るために栄養を集中させるように、私たちも、持てる技術と情熱をこの工事に集中させています!

自然の摂理と、人間の技。どちらも、未来へ何かを残そうとする真剣な営みです。なんだか、栗の木に「お互いがんばろうな!」と、勝手に親近感を抱いている今日この頃です(笑)

というわけで、今回は森林博物館の栗の成長と、工事の進捗状況をお届けしました!

PAGE TOP